白州砂利とは...
白州砂利とは、一般的に山梨県の白州町(北杜市)、甲斐駒ヶ岳の麓で採取されている砂利のことをいいます。
産地について...
甲府盆地(山梨)を中心として、その周辺には大規模な花崗岩体(甲府岩体)が形成されていています。
白州砂利は、甲府盆地の西方である巨摩山地の一つ、甲斐駒ヶ岳の麓で採取されています。
甲斐駒ヶ岳は名峰で百名山、百景に設定されています。
記
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● 白州砂利と白川砂利...
白川(しらかわ)砂利(京都府)が良く昔から全国的に知名度もあり、多くの場所で使用されていますが、
白州(はくしゅう)砂利(山梨県)も良く昔から多くの場所で使用されてきました。
砂利は、どちらも同じく白御影の砂利で、名前も似ています。
白州砂利は、明治神宮の創建時から、拝殿中庭に敷かれる御霊石(玉砂利)として奉納され、現在も奉納されています。
現在では、川で砂利の採取を行わないため、白州砂利も白川砂利も山で採掘しています。
●甲斐駒ヶ岳と花崗岩
甲府(山梨)を中心として花崗岩体が円周状に形成されています。
それは、おもに、甲府岩体と巨摩山地となります。
白州砂利の産地である
甲斐駒ヶ岳は、巨摩山地(甲斐駒ヶ岳(2966m)、鳳凰山山(地蔵岳(2764m)、観音岳(2841m)、薬師岳(2780m))、鋸岳(2685m))の一部です。
巨摩山地は、登山されたことがある人はお分かりだと思いますが、山頂付近など、岩(岩体)が露出していることが特徴です。
甲斐駒ヶ岳もおなじで、山頂付近は岩が露出していて、風化した石のザクで覆われています。
甲斐駒ヶ岳の麓でも、同様に花崗岩が風化していて、その風化している地層を採掘することで、白州砂利をつくっています。
・ コアストーン
この写真は、コアストーンとよばれるものです。
風化した御影の層を採掘していくと、突然、
このような未風化の花崗岩に出会います。
コアストーンの特徴としては、巨大で、
丸い形状をしていることです。
とても巨大で重たく、硬くて採掘場でも
厄介者です...
白 州 御 影 の ラ イ ン ナ ッ プ